「身から出た錆」意味と読み方
【表記】身から出た錆
【読み】みからでたさび
【ローマ字】身から出した錆(みからだしたさび)
【意味】
自分自身で犯した悪行の結果として自分が苦しむこと。
自分自身で犯した悪行の結果として自分が苦しむこと。
説明
自分がした言動によって、返って自分が苦しむ原因を作ってしまうこと。「錆=刀身の錆」のことであり、武士にとって刀は重要なものであるものの、手入れを怠れば僅かな錆が一気に広がり使い物にならなくなってしまう。古くから「錆=自分の過ち」として使われている。「初から花の落と云恨もあるまいが(…略…)桃花が我と我身から出たるさひぢゃほどに人をも恨みごともないぞ」月舟寿桂の抄『三体詩幻雲抄』(1527年)より。
詳細
注釈、由来
【注釈】「江戸いろはかるた」
【出典元】「身」は刀身のこと。刀身から出た錆が、刀身を腐らせてしまうことからいう。
【語源・由来】刀の手入れを怠っていると錆だらけになってしまい、いざという時に使い物にならなくなるということから。
「身から出た錆」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
身から出した錆(みからだしたさび)
【類義語】
悪事身にとまる/悪因悪果/六国を滅ぼす者は六国なり/平家を滅ぼすは平家/因果覿面/自業自得/刃から出た錆は研ぐに砥石がない/因果応報/爾に出ずるものは爾に反る/仇も情けも我が身より出る/刃の錆は刃より出でて刃を腐らす/因果は巡る/悪事身に返る
【対義語】
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【注意】
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「身から出た錆」の例文
【日本語】「君が奥さんから三行半を突きつけられても、それは身から出た錆だろう」
【英語】
Self do self have.(自分の行為は自分に帰ってくる)An ill life an ill end.(悪い生き方をすれば悪い死に方をする)