ことわざ/轍鮒の急(てっぷのきゅう)とは?

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「轍鮒の急」意味と読み方

【表記】轍鮒の急
【読み】てっぷのきゅう
【ローマ字】TEPPUNOKYUU

【意味】
差し迫った危機・困窮のたとえ。
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説明

轍にできた水溜りにいるフナが、水がなくなりそうで今にも死にそうになっていることから。危機が差し迫っていることのたとえ。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「轍」とは車が通った跡、「鮒」は魚のフナのこと。

【出典元】「荘子」外物
【語源・由来】貧しかった荘子は食べる物が無くなり、友人で地方の君主であった監河候に穀物を借りに行った。すると監河候は「数日後に領地から税金が入るので、その金を貸そう」と答えた。すると荘子は、「ここに来る途中、轍にいるフナが私に助けを求めてきたので、『近いうちに西江に行って水をたくさん持ってきてやろう』とフナに言ったら、『今わずかな水があれば助かるのに、そんな悠長なことを言われても困る。それを待っていたら、私は干からびて死んでしまう!』と答えたよ。今の私は、そのフナと同じ心境だ。」と言ったという。(『荘子・外物』より。)

「轍鮒の急」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

涸轍鮒魚/牛蹄の魚/尻に火がつく/轍に息づく鮒/眉に火がつく/涸轍の鮒/焼眉の急/焦眉の急

【対義語】

【注意】
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「轍鮒の急」の例文

【日本語】「ライフラインが止まってしまった今は、とにかく救援物資を運ぶことが轍鮒の急だ」
【英語】

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