「人の褌で相撲を取る」意味と読み方
【表記】人の褌で相撲を取る
【読み】ひとのふんどしですもうをとる
【ローマ字】HITONOFUNNDOSHIDESUMOUWOTORU
【意味】
他人の物を使って自分の役に立てること。
他人の物を使って自分の役に立てること。
説明
人の物を利用して自分の利益を図ることのたとえ。自分の褌を使わず、人の褌を借りて相撲をとるという意味。相撲を取るには褌(ふんどし)がなくてはならないが、自分の褌がないならやめればよいのに、他人の褌を借りてまで利益を得ることから。褌(まわし)は基本的に洗わない。洗ってしまうとよれてしまい、使い物にならなくなってしまうから、他人の褌を借りるのは抵抗があるもの。それなのにあえて他人のものを利用して、ちゃっかり自分の目的に役立てるすることから「汚い行為」として人をあざけって言う。
詳細
注釈、由来
【注釈】「相撲」は「角力」とも書く。
【出典元】-
【語源・由来】他人のまわしを借りて相撲を取ったことが由来。
「人の褌で相撲を取る」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
他人の褌で相撲を取る(たにんのふんどしですもうをとる)
【類義語】
舅の物で相婿もてなす/貰い物で義理すます/他人の褌で相撲を取る/人の提灯で明かり取る/人の物で義理をする/人の太刀で功名する/人の提灯で明かりをとる/他人の賽銭で鰐口叩く/人の家で饗応する/人の牛蒡で法事する/他人の念仏で極楽詣り/舅の物で相婿をもてなす/他人の念仏で極楽参り
【対義語】
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【注意】
「人から援助を受ける」という意味で使うのは誤り。 誤用例 「その分野に関しては知識も経験もないので、他部署から専門の人を派遣してもらい、人の褌で相撲を取ることになった」
「人から援助を受ける」という意味で使うのは誤り。 誤用例 「その分野に関しては知識も経験もないので、他部署から専門の人を派遣してもらい、人の褌で相撲を取ることになった」
「人の褌で相撲を取る」の例文
【日本語】「人の褌で相撲を取って利益を得ることばかり考えて、あんな会社はきっと長続きしないよ」
【英語】
One beats the bush,and another catches the birds./To plough with another’s calf.
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