ことわざ/一諾千金(いちだくせんきん)とは?

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「一諾千金」意味と読み方

【表記】一諾千金
【読み】いちだくせんきん
【ローマ字】ICHIDAKUSENNKINN

【意味】
信義が厚く、裏切ることのないたとえ。
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説明

誰からも信頼できる者に承諾を得ることは、大金以上の価値があるという意味。中国、秦滅亡後の楚漢戦争の時代、楚の季布は信義厚い任侠として知られ、いったん承知し引き受けたことは必ず守り通す男だった。楚の人々は、季布の一度の承諾を得るほうが、千金のような大金を得るより価値があると口にしたという。当時、戦争が激しかった中国では、裏切りは多かった。戦局が危うくなると簡単に投降してしまうこともあり、義理堅く任侠な人間は珍しかったのである。季布は楚の人であり、武人としても軍師としても優れた人物だった。漢王朝を築いた劉邦は何度も季布の戦略に苦しめられたが、楚が敗北して漢が建国されると、身を隠すように生活をするようになる。だが、漢軍の残党探しが激しくなり、半ば仕方なく劉邦に仕えることになった。その後、聡明で義理堅い役人であるため、順調に出世を重ねていったという。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「一諾」は、たった一つの承諾のこと。「千金」とは、千両または大金の意味。

【出典元】「史記」
【語源・由来】『史記・季布伝』に「楚人の諺に曰く、黄金百斤を得るは、季布の一諾を得るに如し」とある。

「一諾千金」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

千金之諾/季布の一諾

【対義語】

軽諾寡信/軽諾は必ず信寡し

【注意】
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「一諾千金」の例文

【日本語】「一諾千金だ。約束したからには必ず守る」
【英語】

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