ことわざ/坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)とは?

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」意味と読み方

【表記】坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
【読み】ぼうずにくけりゃけさまでにくい
【ローマ字】BOUZUNIKUKERYAKESAMADENIKUI

【意味】
その人を憎むあまり、その人に関る全てのものが憎くなるという意味。

説明

坊さんを憎いと思うと、その坊さんが着ている袈裟までが憎らしくなることから。それだけその人が憎いと、それに関係するすべてのものが憎くなるということ。僧侶が「憎い」対象となったのは、江戸時代の「寺請制度」が背景にあるとされている。寺請制度とは江戸幕府が宗教統制の一環として設けた制度のことで、僧侶を通じた民衆管理が法制化され、事実上の幕府の出先機関の役所となった。そのため、僧侶たちは自分たちが好きなようにルールを決めてしまい、汚職まみれで堕落した僧侶が増えたという。実は「生臭坊主」という言葉も江戸時代に生まれた。それだけ僧侶を憎む人々が多かったといわれる。

詳細

注釈、由来

【注釈】「袈裟」とは、仏教僧が左肩から右脇下にかけてまとう布状の法衣のこと。元は糞掃衣(ふんぞうえ)という、服として意味を成さないゴミ同然の布を法衣としていた。スリランカやタイのような上座仏教では、今でもそうした袈裟を身に着けている。昔、仏教がインドから中国、日本に伝わる過程で服装が変化していき、今の日本のような着物の上から袈裟を身に着ける形となった。

【出典元】-
【語源・由来】僧侶が「憎い」ということわざが生まれたには、江戸時代の「寺請制度」が背景にあると考えられている。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

坊主が憎けば袈裟まで憎し(ぼうずがにくけばけさまでにくし)/法師が憎ければ袈裟まで憎し(ほうしがにくけばけさまでにくし)

【類義語】

法師が憎ければ袈裟まで憎し/親が憎けりゃ子も憎い/法師憎けりゃ袈裟まで憎い/親が憎ければ子まで憎い

【対義語】

痘痕も靨/屋烏の愛/惚れた欲目/愛屋鳥に及ぶ/愛してその醜を忘る/好いた目からは痘痕も靨/惚れた目には痘痕も靨/禿が三年目につかぬ/鼻そげも靨/面面の楊貴妃

【注意】

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の例文

【日本語】「坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとはいえ、彼が連れている犬まで憎むことはないだろう」
【英語】
To hate the ground he treads on./Love me,love my dog.

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