ことわざ/鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)とは?

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「鴛鴦の契り」意味と読み方

【表記】鴛鴦の契り
【読み】えんおうのちぎり
【ローマ字】ENNOUNOCHIGIRI

【意味】
夫婦の仲のむつまじいたとえ。
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説明

「鴛鴦」はおしどりのことで、「鴛」は雄。「鴦」は雌を表す。おしどりは、いつも雄と雌が寄り添って離れないことからいう。「昔、韓憑(かんぴょう)と何氏(かし)という中の良い夫婦がいた。ところが、何氏があまりにも美しい美人であったため、宋の国王であった康王(こうおう)の目に留まり、無理矢理、康王の妻にしてしまった。韓憑は悲しみどん底に落ち、そのまま自殺してしまう。しばらくして年月がたち、何氏は『私が死んだら、夫の韓憑と同じ墓に埋葬してください。』と遺言を残した。その遺言に激怒した康王は『死してもなお、愛し合えるというならば、見せてみよ。』といい、韓憑の墓と向かい合わせるように何氏を埋葬した。すると、一夜にして両方の墓からツルがのび、絡み合うようにして、十日もすると、大きな大樹となった。その大樹の上にオシドリが二匹巣を作り、オイオイ鳴いたという。その光景を人々は『鴛鴦の契り』と呼んだ。」『唐詩選(唐代の漢詩選集)・蘆照隣』より。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「鴛鴦(えんおう)」はおしどりのことで、「鴛」は雄。「鴦」は雌を表す。

【出典元】『唐詩選(唐代の漢詩選集)・蘆照隣』
【語源・由来】中国の春秋時代、韓憑夫妻がが死んだときに、それぞれの墓場に木が生えて、絡まりあった枝に一つがいの鴛鴦がきて巣をつくり、朝晩鳴く声がひとびとを感じさせたという。『唐詩選(唐代の漢詩選集)・蘆照隣』より。

「鴛鴦の契り」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

琴瑟相和す/水魚の交わり/鴛鴦の偶/天に在らば比翼の鳥、地に在らば連理の枝/形影相伴う/連理の枝/比翼連理/お前百までわしゃ九十九まで/比翼の鳥/偕老同穴

【対義語】

【注意】
夫婦以外の仲に使うのは誤り。誤用例 「彼とは十年来の付き合いで、鴛鴦の契りを結んだほどの親友だ」
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「鴛鴦の契り」の例文

【日本語】「あの夫婦の仲のむつまじさを見ていると、まさに鴛鴦の契りだなと思うよ」
【英語】

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