「言うは易く行うは難し」意味と読み方
【表記】言うは易く行うは難し
【読み】いうはやすくおこなうはかたし
【ローマ字】IUHAYASUKUOKONAUHAKATASHI
【意味】
口で言うのは簡単であっても、実行するのは難しいという意味。
口で言うのは簡単であっても、実行するのは難しいという意味。
説明
言うは易く行うは難しとは、何をするにしても、口で言うのは簡単だがそれを実行するのは大変難しいということ。「言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、これを言うは易くして、これを行うは難ければなり」は中国の「塩鉄論」から。塩鉄論は当時前漢時代の中国で商人たちの塩や鉄の利益に対し、国家が口出しして利益を貪ることに不満をもった豪商たちが、国の高官と討論したことをまとめたもの。(当時の中国では平準法と均輸法という法律があった。塩や鉄の物資の値段が下がれば国家が買い占め、高騰したら売り払うという、現代的にいえば先物取引の出来レースみたいなことをやっていた。そのため、商品を安く仕入れられない商人が続出して、大損をかかえるようになったという。)
詳細
注釈、由来
【注釈】「言うは易し」発言することは簡単、「行うは難し」実行するのは難しいという意味。
【出典元】「塩鉄論」利議
【語源・由来】「言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、これを言うは易くして、これを行うは難ければなり(塩鉄論・利議)」
「言うは易く行うは難し」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
–
【類義語】
言うは行うより易し/口では大阪の城も建つ/猫の首に鈴をつける
【対義語】
–
【注意】
「言うは易く」に重点を置き、「言うことはたやすいから言う」の意味で用いるのは誤り。誤用例 「言うは易く行うは難しだから、思いきって言うだけ言ってみよう」
「言うは易く」に重点を置き、「言うことはたやすいから言う」の意味で用いるのは誤り。誤用例 「言うは易く行うは難しだから、思いきって言うだけ言ってみよう」
「言うは易く行うは難し」の例文
【日本語】「ずいぶんと立派な予定表を立てましたね。言うは易く行うは難しにならなければいいですが……」
【英語】
Easy to say, hard to do./There is a great difference between word and deed./Easier said than done.
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