ことわざ/読書百遍義自ずから見る(どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる)とは?

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「読書百遍義自ずから見る」意味と読み方

【表記】読書百遍義自ずから見る
【読み】どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる
【ローマ字】DOKUSHOHYAPPENNGIONOZUKARAARAWARU

【意味】
どんな書物でも、何度も繰り返して読めば、意味が自然とわかってくるという意味。
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説明

昔、中国の魏の国に董遇という常に本を持っている勉強熱心な学者がいた。郡から考廉に推挙され、次第に昇進し、献帝の御前講義を行う仕事をするようになったので、彼の元で、直々に学びたいと言う人が現れた。董遇は彼に対し、「読書千遍、其の義自ら見る」と言って断った。「良い書物を熟読することに意味がある」という乱読を戒める言葉である。中国の歴史書『三国志・魏志王粛伝注董遇伝』より。

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詳細

注釈、由来

【注釈】魏の学者董遇が、弟子入りを申し込んだ者に対して言った「読書千遍、其の義自ら見る」から。 多くの本を読めばよいというものではなく、良い書物を熟読することに意味があるという乱読を戒める意味を含む。

【出典元】「三国志」魏志-董遇・裴松之注
【語源・由来】中国の歴史書『三国志・魏志王粛伝注董遇伝』より、「董遇という常に本を持っている勉強熱心な学者がいた。 郡から考廉に推挙され、次第に昇進し、献帝の御前講義を行う仕事をするようになった彼の元で、直々に学びたいと言う人が現れた。董遇は彼に対し、読書百篇その義自ずから見る、と言って断った。」という記述から。

「読書百遍義自ずから見る」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

誦数以て之を貫く/読書百遍意自ずから通ず

【対義語】

【注意】
「見る」を「みる」と読むのは誤り。 「見る」を「現れる」と書くのは誤り。
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「読書百遍義自ずから見る」の例文

【日本語】「読書百遍義自ずから見るというように、最初は意味がわからなかった本も、何度か読むうちに言いたいことが理解できるようになった」
【英語】
Repeated reading makes the meaning clear.

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