ことわざ/当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)とは?

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「当たらずと雖も遠からず」意味と読み方

【表記】当たらずと雖も遠からず
【読み】あたらずといえどもとおからず
【ローマ字】ATARAZUTOIEDOMOTOOKARAZU

【意味】
的中はしていないが、だいたい推測どおりであること。
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説明

射た矢が的に命中はしていなくとも、それほど外れてもいないという意味。本来は真心の大切さを述べた句であったが、現在ではほとんど「当たってはいないが、まあまあ外れてもいないだろう。」という意味で使われる。古代中国の周から漢にかけて、儒学者がまとめた書物、『礼記』の42篇より。「心誠に之を求むれば、中らずと雖も遠からず(君主が真心をもって実践するならば、完全にそれを成就できないまでも、ほぼ近い形には達成できる)」とある。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「雖も(いえども)」とは、「~とはいえ、」のような逆接の確定条件または仮定条件を表す言葉。

【出典元】『礼記・大学』
【語源・由来】『礼記・大学』に「心誠に之を求むれば、中らずと雖も遠からず(君主が真心をもって実践するならば、完全にそれを成就できないまでも、ほぼ近い形には達成できる)」とある。

「当たらずと雖も遠からず」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

中らずまでも外れざりけり/中らぬまでも外れざりけり/正鵠を失わず

【対義語】

【注意】
「当たらずとも遠からず」は本来誤りであるが、一般的になりつつある。
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「当たらずと雖も遠からず」の例文

【日本語】「あなたの本心は、言葉とは正反対ではないですか。当たらずと雖も遠からずでしょう?」
【英語】
not exactly correct, but pretty close to it./not far off the mark.

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