ことわざ/後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)とは?

「後は野となれ山となれ」意味と読み方

【表記】後は野となれ山となれ
【読み】あとはのとなれやまとなれ
【ローマ字】ATOHANOTONAREYAMATONARE

【意味】
目前の問題さえ片付けば、あとはどうなってもよいということ。

説明

事が終わってしまえば、後はどうにでもなれ!という意味なのだが、使い方次第で二つの意味になる。例えば、故人の遺言で使えば、「私がやった後の次はお前たちに任せた。」となる。ところが、会社の上司が、失敗した企画に対し、「もう、俺は知らん!あとは勝手にしろ!」という捨て台詞のような意味にも使える。人が作った田畑も、捨ててしまえば自然に返ることから生まれた言葉かと思われる。

詳細

注釈、由来

【注釈】田畑も放っておけば、草木が生えて大自然に返ることから。

【出典元】『冥土の飛脚』
【語源・由来】江戸時代の浄瑠璃及び歌舞伎の作者である近松門左衛門の作品、『冥途の飛脚(めいどのひきゃく)』にある一説「栄耀栄華も人の金、はては砂場を打ち過ぎて、あとは野となれ大和路や。」から。

「後は野となれ山となれ」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

末は野となれ山となれ/旅の恥は掻き捨て/旅の恥はかき捨て/旅の恥は弁慶状 /先は野となれ山となれ/旅の恥は弁慶状

【対義語】

鷺は立ちての跡を濁さず/飛ぶ鳥跡を濁さず/鳥は立てども跡を濁さず/立つ鳥跡を濁さず

【注意】
最後まで責任を持ち続ける気持ちがあるまま使うのは誤り。誤用例 「この企画に関しては準備万端で、開始する日を待つばかりだ。やるだけのことはやったのだから、後は野となれ山となれの精神でもう一歩がんばろう」特定のものさえ良ければ、後はどうでもいいという意で使うのは誤り。誤用例 「うちのクラスさえ入賞すれば、後は野となれ山となれだ」

「後は野となれ山となれ」の例文

【日本語】「任されていた仕事を急に放り出し、会社の人間関係もめちゃくちゃにしておいて、後は野となれ山となれとばかりに音信不通だ。社会人としての自覚があるのだろうか」
【英語】
I don’t care what happens afterwards./After us the deluge.

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