「磯の鮑の片思い」意味と読み方
【表記】磯の鮑の片思い
【読み】いそのあわびのかたおもい
【ローマ字】ISONOAWABINOKATAOMOI
【意味】
自分が一方的に相手を好きだという意味。片思いをしゃれていうことわざ。
自分が一方的に相手を好きだという意味。片思いをしゃれていうことわざ。
説明
自分だけが恋い慕っているだけで、相手は何とも思っていないこと。アワビはミミガイ科の巻き貝で、殻が二枚貝の片方だけのように見えることから、「片貝」の「片」と「片思い」の「片」をかけて言ったもの。『万葉集』に「伊勢の白水郎の朝な夕なかづくてふ鮑の独念にして(伊勢の海人が朝夕ごとに海に潜って取ってくるアワビのように私は片思いばかりしている)」という歌があるように、古くからあることわざ。
詳細
注釈、由来
【注釈】「鮑(アワビ)」はミミガイ科の巻き貝で、殻が二枚貝の片方だけのように見えることから、「片貝」の「片」と「片思い」の「片」をかけて言ったもの。
【出典元】『万葉集』
【語源・由来】「伊勢の白水郎の朝な夕なかづくてふ鮑の独念にして(伊勢の海人が朝夕に海に潜って取ってくるアワビのように私は片思いばかりしている)」万葉集の第11巻2798番歌より。
「磯の鮑の片思い」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
鮑の片思い(あわびのかたおもい)
【類義語】
鮑の貝の片思い
【対義語】
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【注意】
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「磯の鮑の片思い」の例文
【日本語】「所詮彼は遠い世界の人、この恋はいつまで経っても磯の鮑の片思いだわ」
【英語】
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