ことわざ/人生朝露の如し(じんせいちょうろのごとし)とは?

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「人生朝露の如し」意味と読み方

【表記】人生朝露の如し
【読み】じんせいちょうろのごとし
【ローマ字】JINNSEICHOURONOGOTOSHI

【意味】
朝日がさすと消える露のように、人の一生ははかないものだというたとえ。
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説明

朝日が出ればすぐに消えてしまう朝露のように、人生ははかなくて短いものだということ。「人生、朝露の如し。何ぞ自ら苦しむこと此の如き(漢書・蘇武伝)」前漢時代に李陵が匈奴の捕らえられ先で友人の蘇武に会い、体調を気遣って、降伏を勧めた話の一節。(蘇武はモンゴルの北方民族「匈奴(きょうど)」へ中国の前漢王「武帝」の使いとしてモンゴルへ赴いた。ところが不運にも匈奴の内紛に巻き込まれ、捕まってしまう。「匈奴に服従して兵隊になるか、その場で死ぬか。」その二択しかなく、ほとんどの者は匈奴に服従する道を選んだが、蘇武だけは頑なに拒み、武帝の使いであることを貫いた。のちに武帝は崩れ、昭帝の時代となり、蘇武は中国へ帰還する。その年月はおよそ19年。その間、蘇武は草木を食べ、雨水を飲み、ひたすら極寒の地で匈奴たちの監視下で耐え続けたという。)

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詳細

注釈、由来

【注釈】「朝露」は、夜の冷気で冷やされ、付着した水蒸気の粒が、朝の光で植物などがキラキラ光る様子をいう。朝から昼にかけてすぐに消えてなくなることから、昔から命のたとえに使われていた。

【出典元】「漢書」
【語源・由来】「漢書・蘇武伝」より。前漢時代に李陵が蘇武に会い、彼を気遣って「人生、朝露の如し。何ぞ自ら苦しむこと此の如き」と言い、降伏を勧めたという話に基づく。

「人生朝露の如し」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

命は風前の灯の如し/命は槿花の露の如し/人生夢の如し/浮生は夢の如し/露の命/浮世は夢/電光朝露/露の世

【対義語】

【注意】
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「人生朝露の如し」の例文

【日本語】「同級生も皆孫ができるような歳になって、人生の折り返し地点もとっくに過ぎた。まさに人生は朝露の如しだ」
【英語】
Life is a span./Life is a bubble.

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