「巧言令色鮮し仁」意味と読み方
【表記】巧言令色鮮し仁
【読み】こうげんれいしょくすくなしじん
【ローマ字】KOUGENNREISHOKUSUKUNASHIJINN
【意味】
口先だけで上手を言い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、最高の徳である「仁」の心が欠けているという意味。
口先だけで上手を言い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、最高の徳である「仁」の心が欠けているという意味。
説明
言葉巧みに人に気に入られることに逢着する人間は、人としての心(仁)が欠けているという意味。日本で言う「八方美人」と似ている。孔子が頻繁に唱えた言葉だと言われている。
詳細
注釈、由来
【注釈】「巧言」とは、口先巧みに言葉をあやつること。「令色」とは、人にへつらうような愛想のよい顔つきのこと。「鮮し」は「少なし」と同意だが、原典に沿えば「鮮し」と書く。「仁」とは、他人を思いやる心を元にして自己を完成させる、最高の徳のこと。
【出典元】『論語・学而』『論語・陽貨』
【語源・由来】「子曰、巧言令色、鮮矣仁。」論語より。
「巧言令色鮮し仁」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
–
【類義語】
巧言は徳を乱る
【対義語】
剛毅木訥仁に近し
【注意】
–
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「巧言令色鮮し仁」の例文
【日本語】「巧言令色鮮し仁だ、あのように人に媚びへつらう男には気をつけたほうがよい」
【英語】
Full of courtesy, full of craft./Where there is over mickle courtesy, there is little kindness./He who gives fair words feeds you with an empty spoon.