「鑿と言えば槌」意味と読み方
【表記】鑿と言えば槌
【読み】のみといえばつち
【ローマ字】NOMITOIEBATSUCHI
【意味】
鑿が必要だと言えば、一緒に使うはずの槌も用意することから、何事につけても気が利くこと。
鑿が必要だと言えば、一緒に使うはずの槌も用意することから、何事につけても気が利くこと。
説明
鑿(のみ)を取って欲しいと言われれば、鑿を打つのに必要な槌(つち)も一緒に持ってくきてくれるほど気が利く意味から。万事に気が利くこと。また、気を利かすべきだという教え。「鑿(のみ)をくれ。」と言われれば、それを使う時に必要な槌も一緒に渡すという意から。
詳細
注釈、由来
【注釈】「鑿(のみ)」とは、木材、石材、金属等に穴を穿ったり溝を刻んだりするのに用いる大工道具のこと。「槌(つち)」とは、トンカチ、ハンマーなどと呼ばれる、大工道具。
【出典元】『上方いろはかるた』
【語源・由来】鑿は木材などを加工するための道具で、鑿を使うには槌が必要。仕事場などで「鑿を取ってくれ」と仲間に頼まれた時、気の利く人は必要な槌も一緒に持ってきて渡してくれた事から。
「鑿と言えば槌」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
鑿と言わば槌(のみといわばつち)/鑿と言えばさい槌(のみといえばさいつち)
【類義語】
からりと言えばあさり汁/かっと言えば痰壺/一と言うたら二と悟れ/鑿と言わば槌/鑿と言えばさい槌/鑿と言わば槌と心得
【対義語】
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【注意】
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「鑿と言えば槌」の例文
【日本語】「彼女はまさに鑿と言えば槌で、夫が寝ると言えば、翌日に着る洋服や持ち物まですべて準備を整える」
【英語】
It is an example of being smart./Saying of a chisel, it is a mallet.