ことわざ/烏兎匆匆(うとそうそう)とは?

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「烏兎匆匆」意味と読み方

【表記】烏兎匆匆
【読み】うとそうそう
【ローマ字】UTOSOUSOU

【意味】
長く慌ただしい歳月だったというたとえ。
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説明

長い歳月が慌ただしく去ったときのたとえ。太陽の中には三本足の烏「金烏(きんう)」が、月には兎「玉兎(ぎょくと)」が住んでいるという中国の伝説から、「烏兎」で歳月の意味として用いられる。 烏は、太陽の黒点が由来とされている。三本足は諸説あるが、紀元前300年ごろのシチリアに伝わる「トリスケリオン(足が三本あるから、転ばされても立ち上がるという不屈の精神という意味。)」からと言われている。それからさらに深い歴史を見てみると、ケルト人や古代のエーゲ文明から「三つで一つ」という考え方はあり、それぞれ「進化」、「復活」、「発展」の意味として使われてきた。後に古代インドでは三神一体の思想に変化していき、キリスト教では三位一体説として現在のカトリックの基本的な考え方に変化していった。三本足の烏は、中国の漢の時代に流行ったようだが、それより古い時代に存在していたらしい。日本では「八咫烏」が有名だが、古代日本の文献に三足烏の話が出てきたのは平安時代930年頃の「倭名類聚抄」であり比較的新しい。一方、兎はというと、元々アジア圏に「月に兎がいる」という説は多くあり、その元はインドからと言われている。「ある日、ぼろ布をまとった年老いた老人が飢えと疲れで道端に倒れた。それを見かけたサルとキツネと兎は、それぞれ老人のために食糧を探しに行くが、兎だけは何も見つけられずに帰ってくる。仕方なく、兎は焚火に身を投げ、自分の肉体を老人に捧げた。その姿を目の当たりにした老人は泣き叫び、後世までその話を伝えようと願うと、月に兎の模様が浮き上がったという。(模様は兎を焼いた時の煙ともいわれている。)」話が書かれた(「ジャータカ」という経典。)のは、釈迦が生まれた300年後の紀元前三世紀ごろだが、それより昔に民謡として伝えられているとも言われている。ちなみに、手塚治虫のブッダの最初のシーンにも同様の話が書かれている。

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詳細

注釈、由来

【注釈】烏(カラス)は、「金烏(きんう)」のこと。兎(うさぎ)は「玉兎(ぎょくと)」のこと。匆匆/怱怱(そうそう)は忙しい、急ぐ、慌ただしいという意味。

【出典元】-
【語源・由来】-

「烏兎匆匆」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

烏兎怱怱(うとそうそう)

【類義語】

金烏玉兎/送る月日に関守なし/白駒の隙を過ぐるが如し/時節流るるが如し/光陰矢のごとし/歳月人を待たず/盛年重ねて来らず/光陰人を待たず/露往霜来 /歳月流るる如し/光陰に関守なし/兎走烏飛/歳月流るる如し/今日の後に今日なし

【対義語】

【注意】
慌ただしいさまは歳月のことであり、人に対して用いるのは誤り。誤用例 「重病と聞いたので、烏兎匆匆と駆けつけた」
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「烏兎匆匆」の例文

【日本語】「結婚してからもう15年か。烏兎匆匆だね」
【英語】

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