ことわざ/空谷の跫音（くうこくのきょうおん）とは？

「空谷の跫音」意味と読み方

【表記】空谷の跫音
【読み】くうこくのきょうおん
【ローマ字】KUUKOKUNOKYOUONN

【意味】
寂しく暮らしているときに、懐かしいものが訪れたり、うれしい便りがあること。

人の気配がなかった静かな谷間で聞く足音のことで、寂しい日々を送っているところへ訪問客があったり、便りがあったりする喜びをいうことば。跫音を恐怖として感じるときに用いるのは誤用。

【注釈】「空谷」とは、人がいない寂しい谷。「跫音」とは、足音。

【出典元】「荘子」徐無鬼
【語源・由来】「荘子」徐無鬼の「空谷に逃るる者は、人の足音の跫然たるを聞きて喜ぶ」から。

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空谷足音

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【注意】
跫音（足音）を恐怖として感じるときに用いるのは誤り。誤用例「空谷の跫音に怯えて、逃げ続けてきた」

【日本語】「夫が亡くなってから寂しく独りで暮らしてきたけれど、空谷の跫音で昨日突然娘たちが訪ねてきてくれたんですよ」
【英語】
welcome footsteps in a lonesome valley．.