ことわざ/呉越同舟(ごえつどうしゅう)とは?

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「呉越同舟」意味と読み方

【表記】呉越同舟
【読み】ごえつどうしゅう
【ローマ字】GOETSUDOUSHUU

【意味】
仲の悪い者どうしが同じ場所に居合わせること。また、敵同士でも共通の困難や利害に対して、協力し助け合うこと。
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説明

仲の悪いもの同士であっても、互いに力を合わせるという意味。中国の「孫子兵法」から。中国の春秋時代に「呉」と「越」が頻繁に争っていたため、平民も国が違うだけで壁を作るような付き合い方だった。ある時、「呉」と「越」の国の人々が同じ船に乗らなければいけない状態に。しばらくして嵐が発生し、老人は転んで足がすくみ、子供は泣き叫んでいた。誰もが「このままでは、全員死んでしまう!」と思ったその時、「みんなで、帆を広げ、岸まで行くぞ!」そう誰かが叫んだ。その言葉に誘われるように、「呉」も「越」も関係なく手を取り合い、最終的には全員助かったという。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「呉」と「越」とは、中国の春秋時代(紀元前770~400年頃)に存在した国のこと。「秦」建国されるよりも古く、当時十個ぐらいの国に分かれて争っていた時の二つの国のこと。

【出典元】『孫子・九地』
【語源・由来】『孫子・九地』にある「其の舟を同じくして済りて風に遭うに当たれば、その相救うや左右の手の如し(同じ舟に乗って川を渡っているときに、大風が吹いて舟が転覆しそうになれば、互いが左右の手のように動いて助け合った)」とあるのに基づく。

「呉越同舟」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

胡越同舟/同舟相救う

【対義語】

【注意】
「呉越同船」と書くのは誤り。
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「呉越同舟」の例文

【日本語】「呉越同舟で、震災から復興するために皆が協力しあっている」
【英語】
while the thunder lasted, two bad men were friends./Woes unite foes.

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