「自業自得」意味と読み方
【表記】自業自得
【読み】じごうじとく
【ローマ字】JIGOUJITOKU
【意味】
自分のやったことは自分に返ってくるという意味。
自分のやったことは自分に返ってくるという意味。
説明
主に欲望に任せて行ったためか、悪い結果になってしまった時に使われる。「業」とは「カルマ」のことで、仏教用語として用いられる。カルマは「輪廻」と深い関わりを持ち、この世に生まれた(あるいは転生した)理由は前世で行った「業」によって決まると今のインドでも信じられている。そのため、仏教が生まれるよりも昔、バラモン教から生まれたものと思われる。その理由として「業」は「梵」「karman」と言い、「梵」は「梵天」、つまりブラフマン(バラモン教の創造神、生命の根源)のことを指す。このことからも仏教よりももっと昔から「業」は語られていたと思われる。
詳細
注釈、由来
【注釈】「業」は、行為の意。 一般には、行いの報いというのは悪い場合に用いる。
【出典元】「正法念処経」「往生要集」
【語源・由来】「正法念処経」は4~5世紀ごろに成立したとされる三界と六道について詳しくまとめた経典。「往生要集」は西暦985年の平安時代(藤原道長が若い頃。)に、浄土真宗の源信和尚が書き上げた聖典。
「自業自得」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
–
【類義語】
悪事身にとまる/因果覿面/刃から出た錆は研ぐに砥石がない/平家を滅ぼすは平家/自業自縛/爾に出ずるものは爾に反る/悪因悪果/因果応報/因果は巡る/我が刀で首切る/身から出た錆/六国を滅ぼす者は六国なり/仇も情けも我が身より出る/刃の錆は刃より出でて刃を腐らす/自縄自縛/悪事身に返る
【対義語】
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【注意】
–
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「自業自得」の例文
【日本語】「離婚することになったって?自業自得だろう」
【英語】
He that makes his bed ill lies there./As you sow, so shall you reap.
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