ことわざ/夏炉冬扇（かろとうせん）とは？

「夏炉冬扇」意味と読み方

【表記】夏炉冬扇
【読み】かろとうせん
【ローマ字】KAROTOUSENN

【意味】
夏の火鉢と冬の扇のように役に立たない人物や意見と物。

夏の囲炉裏や冬の扇は、時期がはずれていて役に立たないことから。

【注釈】夏の囲炉裏や冬の扇は、時期がはずれていて役に立たないことから。

【出典元】「論衡」
【語源・由来】『論衡』に「益無き能を作し、補う無きの説を納るるは、夏を以て炉を進め、冬を以て扇を奏むるなり（役に立たない才能を振りかざし、役に立たない意見を君主に提出するのは、夏に囲炉裏をすすめ、冬に扇を差し出すことと同じだ）」とある

冬扇夏炉（とうせんかろ）

六日の菖蒲、十日の菊／寒さに帷子、土用に布子／十日の菊、六日の菖蒲／寒に帷子、土用に布子／喧嘩過ぎての棒乳切り／昼の行燈／無用の長物／月夜に提灯

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【注意】
「時期はずれ」の意味を含まず、単に「あっても役に立たないもの、かえって邪魔になるもの」の意味で使うのは誤り。誤用例「どうせ作らないのに大きなホームベーカリーなんか買ったら、夏炉冬扇というものだ」

【日本語】「真冬に扇風機を出しっぱなしにしているなんて、まさに夏炉冬扇だね」
【英語】
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