「傷口に塩を塗る」意味と読み方
【表記】傷口に塩を塗る
【読み】きずぐちにしおをぬる
【ローマ字】KIZUGUCHINISHIOWONURU
【意味】
災難の上にさらに災難が降りかかることのたとえ。
災難の上にさらに災難が降りかかることのたとえ。
説明
災難の上にさらに災難が降りかかるという意味。昔、因幡の白兎が向こう岸へ渡りたいと考えていた時に、通りかかったサメを騙して向こう岸へ渡ろうとした。途中で騙されたことに気づいたサメは怒って兎をズタボロにして海へ帰ってしまったという。残された兎は、通りすがりの男たちに傷の治し方を問うと、「海水にしっかりつかって、日光を浴びると治る。」と言われたので、そうした。ところが、傷口はさらにひどくなり、あまりの痛さに必死にもがき、ただひたすら泣くしかなかった。そこに通りかかったのが、大国主命という若者で、兎に薬を塗って治療したと言われている。大国主命は、後に「大黒天」として商売と縁起の神様となったと言われている。
詳細
注釈、由来
【注釈】傷口に塩を塗りこむと、しみていっそう痛くなることから。
【出典元】-
【語源・由来】昔、塩水で傷口を洗って酷い状態になった兎を、大国主命という神様が助けたという伝説から。
「傷口に塩を塗る」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
傷口に塩(きずぐちにしお)
【類義語】
落ち目に祟り目/痛い上の針/不幸は単独では来ない/損して恥かく/こけた上を踏まれる/転べば糞の上/頼む木の下に雨漏る/切り目に塩/踏んだり蹴ったり/病む目につき目/弱身につけこむ風の神/転んだ上を突き飛ばす/痩子に蓮根/鬼は弱り目に乗る/病み足に腫れ足/泣きっ面に蜂/弱り目に祟り目 /瘤の上の腫れ物/痛む上に塩を塗る
【対義語】
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【注意】
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「傷口に塩を塗る」の例文
【日本語】「婚約を破棄された上に、貸していた金も騙し取られた。そんな傷口に塩を塗るようなことをしなくても」
【英語】
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