ことわざ/九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)とは?

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「九牛の一毛」意味と読み方

【表記】九牛の一毛
【読み】きゅうぎゅうのいちもう
【ローマ字】KYUUGYUUNOICHIMOU

【意味】
多数の中のわずかな一部分であり、どうでもいい小さな事ということ。
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説明

「九牛」の「九」は具体的な数字ではなく、数が多いという意味。多くの牛の中のたった一本の毛という意から、たくさんある中のきわめてわずかな部分のことをいう。「たとい僕、法に伏し誅を受くるも、九牛の一毛を亡うが若し(私が罪によって殺されたとしても、それは九牛が一毛を失った程度のこと)」中国前漢時代の歴史家・司馬遷が友人の任安に宛てた手紙より。(『報任少卿書・司馬遷』)

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詳細

注釈、由来

【注釈】「九牛」の「九」は具体的な数字ではなく、数が多いという意味。

【出典元】司馬遷「報任少卿書」
【語源・由来】中国南北朝時代南朝梁の皇族・昭明太子によって編纂された詩文集『文選』にて、中国前漢時代の歴史家・司馬遷のことを記した『報任少卿書』より。 司馬遷が友人の任安に宛てた手紙に「たとい僕、法に伏し誅を受くるも、九牛の一毛を亡うが若し(私が罪によって殺されたとしても、それは九牛が一毛を失った程度のこと)」という記述があった事から。 「九牛」の「九」は具体的な数字ではなく、数が多いという意味で、多くの牛の中のたった一本の毛という意味から。

「九牛の一毛」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

四海の一滴/滄海の一滴/大海の一粟/死海の一滴/滄海の一粟

【対義語】

【注意】
見た目の小ささの意味で使うのは誤り。誤用例 「生まれたての赤ちゃんの手は本当に小さくて、まるで九牛の一毛のようだった」
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「九牛の一毛」の例文

【日本語】「何十年の人生の中で数え切れないほどの人と出会うが、真の友人になれる人なんて九牛の一毛だ」
【英語】
A drop in the busket./mere fractiondrop in the bucket.

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