「虎に翼」意味と読み方
【表記】虎に翼
【読み】とらにつばさ
【ローマ字】TORANITSUBASA
【意味】
強いものに、さらに強い力が加わる事のたとえ。
強いものに、さらに強い力が加わる事のたとえ。
説明
虎のような強い者に、空を飛べる翼が加わるということから。多くは、好ましくないものに用いられる。『韓非子・難勢』に「毋為虎傅翼(虎の為に翼をつくることなかれ)」という記述がある。「もとから強い虎に翼を与えることはするな」という意味であり、「虎に羽」「虎に角」ともいう。
詳細
注釈、由来
【注釈】虎のような強い者に、空を飛べる翼が加わるということから。 多く、好ましくないものに使われる。
【出典元】「韓非子」
【語源・由来】中国の王朝・唐の歴史家・令狐徳?(れいことくふん)等が、唐の第2代皇帝・太宗(たいそう)の勅命により撰した紀伝体の断代史で、二十四史の一つでもある『周書』の一節「毋為虎傅翼」が語源とされている。現代語訳に直すと「虎の為に翼を傅 (付) くるなかれ」となり、意味は「もとから強い虎に翼を与えることはするな」となる。
「虎に翼」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
虎に羽(とらにはね)/虎に角(とらにつの)
【類義語】
竜に翼/鬼に鉄杖/鬼に金棒/獅子に鰭/駆け馬に鞭/鬼に金もたす/鬼に金梃/走り馬にも鞭/弁慶に薙刀/竜に翼を得たる如し
【対義語】
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【注意】
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「虎に翼」の例文
【日本語】「権力にものを言わせる彼に重役の肩書きがつくなんて虎に翼だ」
【英語】
Adding wings to a tigerGo from strength to strength.
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