「柳に風」意味と読み方
【表記】柳に風
【読み】やなぎにかぜ
【ローマ字】YANAGINIKAZE
【意味】
柳が風になびくように、相手に逆らわず、やんわりとあしらうこと。
柳が風になびくように、相手に逆らわず、やんわりとあしらうこと。
説明
枝垂れ柳の細長い葉が、風の吹くままにそよぐ様子から。柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。柳が風になびくように、逆らわなければ災いを受けないということ。相手に逆らわず、さらりと受け流してあしらうことのたとえ。
詳細
注釈、由来
【注釈】ことわざの「柳」とは、シダレヤナギのこと。水分が多い土壌を好み、湖畔や川辺に根を下ろし、枝や葉が柔らかく、垂れ下がっているのが特徴の樹木。日本では奈良時代のころから愛されて歌にされ、江戸時代には「シダレ柳(冠菊)」の花火も生まれた。
【出典元】-
【語源・由来】ー
「柳に風」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
風に柳(かぜにやなぎ)
【類義語】
馬の耳に風/堅い木は折れる/馬耳東風/柳に風と受け流す/楊柳の風に吹かるる如し/柳風にしなう/柳に受ける/柳に雪折れなし/柳に風折れなし/柳で暮らせ/風に柳/歯亡び舌存す/楊柳の風に吹かるるが如し
【対義語】
―
【注意】
「馬耳東風」と混同し、人の意見を心に留めず聞き流すことの意味で使うのは誤り。 誤用例 「あの政治家は力も人徳もあるのに、女性スキャンダルで身を滅ぼしかねないね。周りが何を言っても柳に風だよ」 「暖簾に腕押し」と混同し、少しの手応えもない意味で使うのは誤り。 誤用例 「何度も彼にアピールしてみたが、柳に風でまったく興味がなさそうだ」
「馬耳東風」と混同し、人の意見を心に留めず聞き流すことの意味で使うのは誤り。 誤用例 「あの政治家は力も人徳もあるのに、女性スキャンダルで身を滅ぼしかねないね。周りが何を言っても柳に風だよ」 「暖簾に腕押し」と混同し、少しの手応えもない意味で使うのは誤り。 誤用例 「何度も彼にアピールしてみたが、柳に風でまったく興味がなさそうだ」
「柳に風」の例文
【日本語】「そんなときは言いたい気持ちを抑えて、柳に風と受け流すのが一番の得策だよ」
【英語】
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