ことわざ/阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)とは?

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「阿漕が浦に引く網」意味と読み方

【表記】阿漕が浦に引く網
【読み】あこぎがうらにひくあみ
【ローマ字】AKOGIGAURANIHIKUAMI

【意味】
隠し事も、度重なると広く知れ渡るという意味。
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説明

「阿漕が浦」は三重県津市東部の海岸のこと。昔は伊勢神宮に奉納する魚を取る場所として特別な漁業区域だった。そのため、一般人の漁は許されていなかったが、阿漕の平治という漁師が病気の母のためにしばしば密猟し、ついには見つかり簀巻き(むしろ(藁の敷物)で巻いて川や海に放り込んで殺害する刑罰。)にされたという。人に隠れて行う様も、度重なると人に知れ渡るという意味のたとえではあるが、「あこぎなまねをする」というように、強欲であくどいさまをいう「あこぎ」も、この昔話から出た言葉であり、こちらの方が一般化されている。「逢うことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」古今和歌六帖より。古今和歌六帖とは平安時代に編纂された和歌集のこと。四千数百首を題材に六冊に収録。所説あるが、成立時期や撰者は不明とされている。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「阿漕が浦」は三重県津市東部の海岸一帯で、昔は伊勢神宮に奉納する魚を取るために網を引いた場所。特別の漁業区域で一般人の漁は許されていなかった。

【出典元】『古今和歌六帖』
【語源・由来】古今和歌六帖による。 「逢うことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」という歌が由来の言葉。 阿漕が浦とは、三重県津市一帯の海岸のこと。この辺りは、伊勢神宮にお供えする魚を取る場所として、禁漁地区になっていた。しかし、阿漕の平次という漁師が、病の母のために密猟をしていた。 何度もくり返したことによって、捕らえられて沖に沈められてしまったという伝説がある。出典元の古今和歌六帖は、平安時代に編纂された和歌集のこと。 四千数百首を題材に六冊に収録。 所説あるが、成立時期や撰者は不明とされている。

「阿漕が浦に引く網」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

度重なれば顕るる /度重なれば顕るる

【対義語】

【注意】
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「阿漕が浦に引く網」の例文

【日本語】「阿漕が浦に引く網で、本人はうまくやっていたつもりでいたようだが、日本中の人たちに知れ渡る結果になった」
【英語】
A secret is disclosed in when.

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