ことわざ/換骨奪胎(かんこつだったい)とは?

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「換骨奪胎」意味と読み方

【表記】換骨奪胎
【読み】かんこつだったい
【ローマ字】KANNKOTSUDATTAI

【意味】
意味や表現はそのままで、言い回しをかえて使う文章のこと。
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説明

人の才能には限りがあり、数多くの詩情を表現するには過去の古い作品から新しく作り出す方法もあるという意味。『冷斎夜話』(宋の恵洪の詩話集)に、詩人の黄山谷の言ったことばが由来。「真似」と混同され、悪い意味で使われることもあるが、本来は「模倣」という意味である。模倣がなぜ真似と違うのかは、本来あるものに対し新しく改良して作り出すことにあり、それに対し真似は同じものを作るだけに留まるところにある。多くの医療や工学はもちろん、法律なども過去の先人が作ったものを基盤にして作ったものであり、今後の文化の発展もそうした基盤から作られていく。人間一人の寿命が100年程度であったとしても、現在の文化の発展は、何千年もの間、何度も世代交代しながら見直され、現在のような形になったというわけである。

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詳細

注釈、由来

【注釈】骨を取り換え、胎(子宮)を奪い取り、自分のものとして使うという意から。

【出典元】「冷斎夜話」
【語源・由来】『冷斎夜話』に「然れども、その意を易えずしてその語を造る、これを換骨法と謂い、その意を窺い入れてこれを形容する、これを奪胎法と謂う(意味を変えずに言葉だけを新しいものに作り変えることを換骨法といい、その意味を手本にして少し変えて表現することを奪胎法という)」とある。

「換骨奪胎」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

骨を換え胎を奪う(ほねをかえたいをうばう)

【類義語】

【対義語】

【注意】
単なる「焼き直し」「模倣」「二番煎じ」といった意味で使うのは本来誤りだが、現在では許容されている。
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「換骨奪胎」の例文

【日本語】「うまく換骨奪胎された作品だ」
【英語】

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