「毛を吹いて疵を求む」意味と読み方
【表記】毛を吹いて疵を求む
【読み】けをふいてきずをもとむ
【ローマ字】KEWOFUITEKIZUWOMOTOMU
【意味】
人の欠点を無理に暴き立てようとするたとえ。また、人の過ちを暴こうとして、かえって自分の弱点をさらけ出してしまうたとえ。
人の欠点を無理に暴き立てようとするたとえ。また、人の過ちを暴こうとして、かえって自分の弱点をさらけ出してしまうたとえ。
説明
ささいな人の欠点を、しつこく暴こうとするたとえ。また、しつこく暴こうとしているうちに、自分の欠点をさらけ出すことになるということ。髪の毛を吹き分けて、小さな傷を探し求めるという意から、他人の小さな欠点や悪事をわざわざ探し出したり、追求したりすることをいう。
詳細
注釈、由来
【注釈】「疵」は「傷」のこと。
【出典元】『韓非子・大体』
【語源・由来】『韓非子・大体』に「毛を吹いて小疵を求めず、垢を洗って知り難きを察せず(ことさら毛を吹き分けて小さな傷を探したり、垢を洗い落として分かりにくかった色を知るようなことはしない)」とある。
「毛を吹いて疵を求む」の言い換え、反対、似た言葉
【同義語】
毛を吹いて過怠の疵を求む(けをふいてかたいのきずをもとむ)/毛を披いて瑕を求む()/毛吹いて瑕を取る」とも。
【類義語】
藪蛇/垢を洗って痕を求む/藪をつついて蛇を出す /吹毛求疵
【対義語】
大目に見る
【注意】
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「毛を吹いて疵を求む」の例文
【日本語】「目障りな同僚をなんとかクビにさせようと、毛を吹いて疵を求むるように粗探しばかりしていた彼は、かえって自分の欠点をさらけ出していた」
【英語】
He finds fault with others and does worse himself
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