ことわざ/金石の交わり(きんせきのまじわり)とは?

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「金石の交わり」意味と読み方

【表記】金石の交わり
【読み】きんせきのまじわり
【ローマ字】KINNSEKINOMAJIWARI

【意味】
堅い友情で結ばれた、変わらない交わりのこと。
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説明

金や石のように非常に固く、変わることのない友人関係のこと。金属も石も堅く、容易に割れるものではないことから、「金石」はきわめて堅く、永久に変わらないもののたとえに用いる。 韓信は楚漢戦争時代(秦の始皇帝が天に召されたことをきっかけに、各豪族たちが覇権争いした戦争。最終的に「楚」と「漢」が残り、漢が勝利することで幕を閉じた。)に活躍した武人。長身で長剣を携え、とても強かったことに加え、頭の切れもよく、軍師としても活躍した。そうした韓信を「楚」に引き抜こうと、項羽(楚王)が話を持ちかけたが、「私は劉邦殿(漢王)と金石の交わりでありたい。」と逆に断られたという。後に漢が建国され、韓信は漢王の信頼のもと大きく出世するが、逆に周囲から嫉妬や妬みを買い、反発者も多かった。漢王も「韓信殿に謀反の疑いがある。」という言葉に乗せられ、二人の関係は泥沼化し、最後は韓信がクーデターを起こし、鎮圧されることで幕を閉じる。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「金」は金属のことで、黄金ではない。金も石も堅く、容易に割れるものではないことから、「金石」はきわめて堅く、永久に変わらないもののたとえに用いる。

【出典元】「漢書」韓信
【語源・由来】「漢書・韓信伝」に「今足下は漢王と金石の交わりを為すといえども、然れども終には漢王の擒とする所と為らん」とある。

「金石の交わり」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

金石の契り(きんせきのちぎり)/金石の交(きんせきのこう)

【類義語】

金蘭の契り/魚と水/刎頸の交わり /断琴の交わり/水魚の親/断金の契り/莫逆の友/心腹の友/断金の交わり/膠漆の交わり/刎頸の友/水魚の交わり/管鮑の交わり

【対義語】

【注意】
「金鉄の交わり」というのは誤り。
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「金石の交わり」の例文

【日本語】「彼とは生涯にわたり、金石の交わりといえる関係であった」
【英語】

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