ことわざ/好事門を出でず悪事千里を行く(こうじもんをいでずあくじせんりをゆく)とは?

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「好事門を出でず悪事千里を行く」意味と読み方

【表記】好事門を出でず悪事千里を行く
【読み】こうじもんをいでずあくじせんりをゆく
【ローマ字】KOUJIMONNWOIDEZUAKUJISENNRIWOYUKU

【意味】
悪い行いや悪い評判はすぐに世間に知れ渡るという意味。
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説明

よい行いはなかなか人に伝わらないものだが、悪いことをしたという評判はあっというまに世間に知れ渡り、遠方までも広がるものである。善い行いは、なかなか世間に知られず、悪い行いは、すぐに世間に知れ渡るということ。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「好事」とは、 よい行いのこと。「門を出でず」とは、外に出ないことで、転じて、はなかなか人に伝わらないという意味。「悪事」は悪い行いのこと。「千里」は約400kmのこと。古代中国王朝の周時代では、300歩四方を一里と定めていたため、一里=400~500mであったと推定される。朝鮮も同等の長さとしているが、日本はその十倍を一里(36町=一里に基づく。)としているため、4,000kmとなる。これは沖縄から北海道まで飛行機で飛んだとしても、まだ足りないぐらいの距離となる。

【出典元】「北夢瑣言」
【語源・由来】宋の孫光憲の『北夢瑣言』にある「好事門を出でず、悪事千里を行く」に基づく。

「好事門を出でず悪事千里を行く」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

好事門を出でず(こうじもんをいでず)/悪事千里を行く(あくじせんりをゆく)/悪事千里(あくじせんり)/好事門を出でず悪事里を走る(こうじもんをいでずあくじせんりをはしる)/好事門を出でず悪事千里に伝わる(こうじもんをいでずあくじせんりにつたわる)

【類義語】

悪事千里を行く/悪事千里/隠す事千里/開いた口に戸は立たぬ/好事門を出でず悪事千里を行く/悪い噂は翼を持つ/悪い知らせは翼を持つ/人の口に戸は立てられぬ/悪事千里を走る

【対義語】

好事門を出でず

【注意】
犯罪や悪習が広まっていくという意味で使うのは誤り。誤用例 「悪事千里を行くで、その犯罪は、あっというまに仲間たちの間で浸透した」
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「好事門を出でず悪事千里を行く」の例文

【日本語】「好事門を出でず悪事千里を行くで、悪評ばかりが取り沙汰される」/「君はうまくやったつもりかもしれないが、君が会社をさぼってパチンコしていたことは、もう会社中に知れ渡っているよ。悪事千里を走るだ」
【英語】
Ill news comes too soon./Ten good turns lie dead and one ill deed report abroad does spread./Bad news travels fast.

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