ことわざ/窮すれば通ず(きゅうすればつうず)とは?

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「窮すれば通ず」意味と読み方

【表記】窮すれば通ず
【読み】きゅうすればつうず
【ローマ字】KYUUSUREBATSUUZU

【意味】
辛い状況でも、思いがけない道が開けるという意味。
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説明

人は、行き詰まってどうにもならない状況まで追い込まれると、かえって行くべき道が開かれることがある。絶体絶命だと思うような状況でも、案外解決の道はあるものだということ。中国の易経に書かれている教え。易経とは中国の哲学書の1つで、現代では占いに通じている。物事の吉凶を判断したり、手相占いなどを行う。「易者」と呼ばれている。

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詳細

注釈、由来

【注釈】「通ず」は「通じる」「通ずる」とも言えるが、「通ず」が一般的。「窮しては通ず」ともいう。

【出典元】「易経」繋辞下
【語源・由来】「履和而至、謙尊而光、復小而辨於物、恆雜而不厭、損先難而後易、益長裕而不設、困窮而通、井居其所而遷、巽稱而隱。(易経・繋辞伝・下 第七章より。)」の「困窮而通(困は窮して通ず)」から。

「窮すれば通ず」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

陰極まって陽生ず/思うより産むが易い/案ずるより生むが易い/窮しては通ず/案じるより団子汁/案じるより豆腐汁/案ずるより産むが易し/案じる子は生み易い/必要は発明の母/案じるより芋汁

【対義語】

窮すれば濫す

【注意】
「通ず」は用法の固定した成句。活用させるのは誤り。誤用例 「さすがに万事休すだと思ったが、ギリギリのところで、窮すれば通じた」
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「窮すれば通ず」の例文

【日本語】「窮すれば通ずというけれど、倒産の危機までいったのに、なんとか持ちこたえる策が見つかって安心したよ」
【英語】
Wantmakes wit./When things are at the worst they will mend./A hungry man smells meat afar off.

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