ことわざ/袖振り合うも多生の縁（そでふりあうもたしょうのえん）とは？

「袖振り合うも多生の縁」意味と読み方

【表記】袖振り合うも多生の縁
【読み】そでふりあうもたしょうのえん
【ローマ字】SODEFURIAUMOTASHOUNOENN

【意味】
道で見知らぬ人と袖が触れ合うのも、前世からの深い因縁によるものだ。

人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものだから、どんな出会いも大切にしなければならないという仏教的な教えに基づく。見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁によるものだから、どんな出会いも大切にせよということ。

【注釈】「多生」とは、六道を輪廻して何度も生まれ変わるという意味。「多生の縁」は、前世で結ばれた因縁のこと。

【出典元】『上方いろはかるた』『尾張いろはかるた』
【語源・由来】「上方いろはかるた」の「そ」

袖振り合うも他生の縁（そでふりあうもたせいのえん）/袖擦り合うのも多生の縁（そですりあうのもたせいのえん）

つまずく石も縁の端／一河の流れを汲むも多生の縁／一村雨の雨宿り／一樹の陰一河の流れも他生の縁／袖の振り合わせも五百生の機縁／行きずりの宿世／躓く石も縁の端／袖すり合うも他生の縁／一樹の蔭一河の流れも他生の縁

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【注意】
「袖振り合うも多少の縁」と書くのは誤り。

【日本語】「ここでお会いしたのも何かの縁かもしれませんね。袖振り合うも多生の縁といいますから」
【英語】
Even a chance acquaintance is decreed by destiny.