ことわざ/山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず)とは?

スポンサーリンク

「山高きが故に貴からず」意味と読み方

【表記】山高きが故に貴からず
【読み】やまたかきがゆえにたっとからず
【ローマ字】YAMATAKAKIGAYUENITATTOKARAZU

【意味】
外見が立派でも、物事は見かけだけで判断してはならないということのたとえ。
スポンサーリンク

説明

山はただ高いから尊いのではなく、木が生い茂っているからこそ尊いのと同じように、人間も外見だけが立派でもそれは尊いとは言えず、実質が外見に伴って始めて価値があるものだという教訓。平安時代の末期に成立した児童用の教訓書『実語教』に「山高きが故に貴からず、樹有るを以て貴しと為す。人肥えたるが故に貴からず、智有るを以て貴しと為す(山はただ高いだけでは貴いとは言えず、そこに木が生い茂っているからこそ貴い。人も体が大きいだけで立派だとは言えず、知恵を持つからこそ貴い)」とある。実語教は5字1句の対句形式の全96句で、様々な教訓が説かれている。作者は鎌倉時代の初期から弘法大師(空海のこと。)が書いたとされていたが、現在では平安時代の貴族の著作といわれている。『実語教』は、江戸時代には「童子教」と呼ばれる書物の中に含まれ、以後明治時代まで「実語教童子教」という書物になっていった。

スポンサーリンク

詳細

注釈、由来

【注釈】「貴(たっと)」は気高いや高貴の意味。「貴い(たっとい・とうとい)」という古風な形容した言い方。これに打消しの「ず」が付き、「気高いとは限らない。」という意味になる。「尊からず」とも書く。

【出典元】『実語教』の「山高きが故に貴からず、樹あるを以て貴しと為す。人肥えたる故に貴からず、智有るを以て貴しと為す」から。
【語源・由来】平安時代の末期に成立した児童用の教訓書「実語教」に「山高きが故に貴からず、木有るを以て貴しと為す。人肥えたるが故に貴からず、智有るを以て貴しと為す(山はただ高いだけでは貴いとは言えず、そこに木が生い茂っているからこそ貴い。人も体が大きいだけで立派だとは言えず、知恵を持つからこそ貴い)」とある。

「山高きが故に貴からず」の言い換え、反対、似た言葉

【同義語】

【類義語】

見掛けばかりの空大名/人肥たるが故に貴からず/独活の大木/人肥えたるが故に貴からず/椀より正味

【対義語】

【注意】
スポンサーリンク

「山高きが故に貴からず」の例文

【日本語】「あの会社の社員はみな高級ブランドに身を包み、丁寧な言葉遣いで接客するが、山高きが故に貴からずで、社内では客の悪口ばかり言っていてとても下品だ」
【英語】
Fine words don’t fill the belly.

タイトルとURLをコピーしました