動物と鳥のことわざ100選

動物と鳥のことわざ100選をまとめました。

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イタチ

1.鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)
【意味】せっぱつまって非常手段を使って打開しようとする時のたとえ。
2.鼬の道切り(いたちのみちきり)
【意味】鼬は同じ道を二度と通らないという俗信から、行ったっきりで戻らない不吉な前兆であるという意味。

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ネズミ

3.窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)
【意味】窮地に追い込まれると、弱者が強者に反撃するというたとえ。
4.大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
【意味】前触れの騒ぎが大きいわりに、実際の結果が小さいこと。
5.鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
【意味】よくしゃべる者は、実行が伴わないという意味。

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ウサギ

6.烏兎匆匆(うとそうそう)
【意味】長く慌ただしい歳月だったというたとえ。
7.株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)
【意味】いつまでも古い習慣にこだわって、融通がきかないという意味。
8.始めは処女の如く後は脱兎の如し(はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし)
【意味】はじめはおとなしく弱弱しくふるまい敵を油断させ、のちに見違えるような力を発揮すること。
9.兎の登り坂(うさぎののぼりざか)
【意味】物事がとんとん拍子に早く進むこと。
10.二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっともえず)
【意味】同時に二つのことをしようとすれば、結局どちらも成功しないという意味。
11.狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)
【意味】必要なときによく頼られていても、いらなくなると簡単に捨てられてしまうという意味。

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トラ

12.騎虎の勢い(きこのいきおい)
【意味】一度やりだしたことは、途中でやめることができなくなること。
13.苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)
【意味】悪政が人民に与える害は、虎よりも恐ろしいということ。
14.虎に翼(とらにつばさ)
【意味】強いものに、さらに強い力が加わる事のたとえ。
15.虎の尾を踏む(とらのおをふむ)
【意味】非常に危険な行為するたとえ。
16.虎は死して皮を留め、人は死して名を残す(とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす)
【意味】虎は死後に立派な毛皮を残し、人は生前の名誉によって死後にも名を永く残すという意味。
17.虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
【意味】危険を冒さなければ大きな利益や成功は得られないということ。
18.前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)
【意味】一つの災難を逃れても、さらにまた別の災いに遭うことのたとえ。

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ウシ

19.角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)
【意味】少々の欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。
20.汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)
【意味】書物の量があまりにも多すぎるという意味。
21.牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
【意味】思ってもいなかった出来事や他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。
22.牛に経文(うしにきょうもん)
【意味】どんなに説き聞かせても効き目のないこと。
23.牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
【意味】いくら立派な道理を説いて聞かせても、志の低い者や愚かな者には何の役にも立たないことのたとえ。
24.牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
【意味】不利なほうをやめて、自分に都合のよいほうにつくこと。
25.九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
【意味】多数の中のわずかな一部分であり、どうでもいい小さな事ということ。
26.商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
【意味】商売は、気長く辛抱することが大事であるという意味。
27.牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
【意味】似た者同士が自然に集まること。
28.牛も千里、馬も千里(うしもせんり、うまもせんり)
【意味】何事も怠らずに努力を続ければ、大きな成果をあげることができるということ。

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ウマ

29.馬を牛と言う(うまをうしという)
【意味】明らかに間違っているのに、自分の意見を押し通してしまうこと。
30.馬を牛に乗り換える(うまをうしにのりかえる)
【意味】よいものを捨てて、劣ったものにかえるたとえ。
31.馬を買わんと欲してまず牛を問う(うまをかわんとほっしてまずうしをとう)
【意味】値段がわからない高価なものを買う時は、身近なものの値段を聞いてみよというたとえ。
32.馬を崋山の陽に帰し、牛を桃林の野に放つ(うまをかざんのみなみにきし、うしをとうりんのやにはなつ)
【意味】今後は平和になるという意味。
33.敢えて後れたるに非ず、馬進まざればなり(あえておくれたるにあらず、うますすまざればなり)
【意味】自分がやった功績を謙遜して言う言葉。
34.汗馬の労(かんばのろう)
【意味】他人のために駆けずり回って苦労すること。
35.死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
【意味】優秀でない者を優遇して、優れた人材が集まるのを待つこと。
36.朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う(あしたにはふじのもんをたたき、ゆうべにはひばのちりにしたがう)
【意味】お金持ちの下で働く人を、大変惨めな姿だというたとえ。
37.天高く馬肥ゆる秋(てんたかくうまこゆるあき)
【意味】秋は空が澄みわたって晴れ、馬は食欲を増し、たくましく太る。秋の好時節をいう言葉。
38.馬耳東風(ばじとうふう)
【意味】何を言われても一切動じないという意味。もしくは意思を押し通すという意味。
39.馬に乗るまでは牛に乗れ(うまにのるまではうしにのれ)
【意味】高い地位につくためには、まず低い地位で力をつけよということ。もしくは、最善の策がとれない場合は、次善の策をとれという意味。
40.馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
【意味】人がいくら意見しても全く効き目のないこと。

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サル

41.猿に烏帽子(さるにえぼし)
【意味】猿に烏帽子をかぶせる意から、人柄にふさわしくない装いや言動のたとえ。
42.猿も木から落ちる(さるもきからおちる)
【意味】その道に秀でた者でも、時には失敗することがあるという意味。

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イヌ

43.犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
【意味】当たり前のこと。当然であること。
44.犬に論語(いぬにろんご)
【意味】犬に論語を説明しても理解できないように、いくら道理を説いて聞かせても無駄なこと。
45.犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
【意味】臆病者が陰で他人の悪口や批判を言うこと。
46.犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
【意味】何かをしようとすると、災難に遭うことが多いという意味。また、思いがけない幸運に出会うこと。
47.犬猿の仲(けんえんのなか)
【意味】何かにつけていがみ合うような、仲が悪い間柄のたとえ。
48.犬馬の心(けんばのこころ)
【意味】主君に忠義を尽くし、その恩に報いようと思う心。
49.犬馬の養い(けんばのやしない)
【意味】父母をただ養うだけで、尊敬する気持ちのないことのたとえ。まるで犬や馬を養うのと同じだという意から。
50.犬馬の労(けんばのろう)
【意味】主君や他人のために力を尽くして働くこと。
51.飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)
【意味】思いがけずに裏切られたり、害を受けたりすること。
52.夫婦喧嘩は犬も食わない(ふうふげんかはいぬもくわない)
【意味】夫婦喧嘩に他人が仲裁に入る必要がないという意味。

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ネコ

53.猫にまたたび(ねこにまたたび)
【意味】大好物のたとえ。また、それを与えれば非常に効き目があることのたとえ。
54.猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
【意味】猫のそばに大好物の鰹節を置くこと。油断できないこと。
55.猫に小判(ねこにこばん)
【意味】価値の分からぬ者に貴重なものを与えても無駄であること。
56.猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)
【意味】どんな手伝いでも欲しいほど、非常に忙しいこと。
57.猫の首に鈴をつける(ねこのくびにすずをつける)
【意味】非常に危険なこと、成功や実現の見込みがないことのたとえ。
58.猫も杓子も(ねこもしゃくしも)
【意味】だれもかれも。なにもかも。

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ヒツジ

59.岐路亡羊(きろぼうよう)
【意味】道が多方面に別れ、目的を見失うという意味。
60.屠所の羊(としょのひつじ)
【意味】屠所に引かれていく羊。死が刻々と迫ること。
61.亡羊の嘆(ぼうようのたん)
【意味】答えや物事の解決が見極めにくいこと。また、思案に暮れること。
62.羊頭を懸けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
【意味】見かけと内容が違うこと。

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リュウ(竜)

63.画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
【意味】「睛」は、「瞳」の意。
64.竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ)
【意味】優劣のつけにくい二人の強豪が勝負するという意味。

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ライオン(獅子)

65.獅子の子落とし(ししのこおとし)
【意味】自分の子に試練を与え、その才能を試すこと。厳しく育てるたとえ。
66.獅子身中の虫(しししんちゅうのむし)
【意味】組織などの内部にいながら害を与える者や恩を仇で返す者のたとえ。

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キツネ

67.狐の嫁入り(きつねのよめいり)
【意味】太陽が照っているのに雨がぱらぱら降ること。日照り雨のこと。
68.狐を馬に乗せたよう(きつねをうまにのせたよう)
【意味】動揺して落ち着かない様子。または信用できない人のこと。
69.虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)
【意味】他人の権勢をかさに着て威張ること。また、そのような人。

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タヌキ

70.狸寝入り(たぬきねいり)
【意味】都合の悪い時などに、眠っているふりをすること。
71.捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
【意味】当てにならないことを当てにして計画を立てることのたとえ。まだ捕まえていない狸の皮の価格を計算することから。

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シカ

72.鹿を指して馬と為す(しかをさしてうまとなす)
【意味】自分の権力を利用して、間違ったことを無理に押し通すこと。また、人を欺き愚弄する意味。
73.鹿を追う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)
【意味】一つの事に夢中になっている者は、周りを顧みる余裕がないという意味。
74.秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
【意味】恋に身を滅ぼすたとえ。また、弱点につけこまれて利用されやすいこと。

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その他

75.騏驎も老いては駑馬に劣る(きりんもおいてはどばにおとる)
【意味】優れた人物も、年老いて衰えると、その働きや能力が凡人にも及ばなくなること。
76.鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり)
【意味】強い者や優れた者がいないところで、つまらない者が威張っていることのたとえ。
77.長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ)
【意味】目上の者や勢力や権力の強い相手に対しては反抗せず、それに従ったほうが得策だという意。
78.同じ穴の狢(おなじあなのむじな)
【意味】一見無関係のようでも実は同類であることのたとえ。多くは、悪者についていう。
79.豚に真珠(ぶたにしんじゅ)
【意味】どんな宝も価値のわからないものには、なんの値打ちもないことのたとえ。

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80.梅に鶯(うめにうぐいす)
【意味】美しく調和する二つのもののたとえ。
81.閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく)
【意味】訪れる人もなく、静かでもの寂しい様子。
82.鴨が葱を背負ってくる(かもがねぎをしょってくる)
【意味】好都合が重なって、ますます都合の良い状況になること。多く、お人好しが人に利益を与える材料を持ってくることをいう。
83.烏の行水(からすのぎょうずい)
【意味】入浴時間が短いこと。
84.烏合の衆(うごうのしゅう)
【意味】数は多いが、まとまりがなく役にも立たない人々の集まりをたとえた言葉。
85.烏頭白くして馬角を生ず(うとうしろくしてうまつのをしょうず)
【意味】ありえないことのたとえ。
86.越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
【意味】故郷は忘れがたいことのたとえ。
87.雉も鳴かずば撃たれまい(きじもなかずばうたれまい)
【意味】余計なことを言ったばかりに、自ら災いを招くこと。
88.欲の熊鷹股裂くる(よくのくまたかまたさくる)
【意味】欲が深いと災いを招くという意味。
89.能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
【意味】実力のある者は、むやみにそれを誇示することはしないという意味。
90.掃き溜めに鶴(はきだめにつる)
【意味】つまらない所に、似つかわしくないすぐれたものや美しいものがいること。
91.鶴の一声(つるのひとこえ)
【意味】大人数でなかなか決まらない議論を、権力者の一言であっさりと決定してしまうこと。
92.鷺を烏と言いくるめる(さぎをからすといいくるめる)
【意味】白い鷺を指して、黒い烏であると言い張る。白を黒というように、ものの道理を正反対に言い曲げること。
93.鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)
【意味】平凡な親から、優秀な子供が生まれること。
94.鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
【意味】小事を処理するのに、大げさな方法を用いる必要はないという意味。
95.鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
【意味】たとえ小さな集団でもその頭になるほうが、大きな集団で下で働くよりもいいというたとえ。略して「鶏口牛後」ともいう。
96.鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう)
【意味】突然のことに驚いて、きょとんとしている様子。
97.あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
【意味】人や物事は見かけによらないという意味。
98.窮鳥懐に入れば猟師も殺さず(きゅうちょうふところにいればりょうしもころさず)
【意味】窮地に陥った者が救いを求めてくれば、事情がどうあろうと助けるべきだというたとえ。
99.立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず)
【意味】立ち去る者は、きれいに後始末すべきであるという意味。
100.一石二鳥(いっせきにちょう)
【意味】一個の石を投げて、二羽の鳥を落とすという意味から。

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